ADHDをはじめとした発達障害について、症状や簡易診断チェックシートを
ご紹介してきましたが、その中で、
「うちの子、ADHDっぽい感じ・・・。でも、どこで見てもらえばいいのかな?」
と思った方がいるかも知れません。
今回はそんな方向けに、具体的な診断までの道のりをお教えいたします。
スポンサーリンク
目次(Contents)
まずは「発達障害情報・支援センター」へアクセス!
私のサイトの右にある、「発達障害情報・支援センター」へのリンクを
そのままクリックしていただくか、Googleから「発達障害情報・支援センター」を
検索していただければ問題ありません。
「発達障害情報・支援センター」のサイトは厚生労働省と
国立障害者リハビリテーションセンターの手によって作成されている、
発達障害支援サイトとなりますので、安心して利用できるサイトです。
基本的に、はじめは各項目をじっくりを読んでいただき、発達障害についての知識を
得ることから始めることをおすすめします。
自分で判断するのは難しい!とりあえず、お医者さんに聞きたい
発達障害の正確な見極めは、専門医でなければなかなか判断がしにくいものです。
というのも、特に乳児~幼児期のお子さんの場合は、成長の過程で発達障害と
似た行動をよく起こします。
その行動を「発達障害かも・・・」と思ってしまう親御さんもいらっしゃるからです。
また、そもそも乳児~幼児期ですので、まだまだ未成熟です。
成長速度がゆっくりな子もいるため、簡単に「この子は発達障害です」と断定するのは
困難と言われています。
そのため、「自分で判断するのは難しい!お医者さんに聞きたい」という親御さんの気持ちも
よく理解できます。
そういった場合は、「発達障害者支援センター」の「相談窓口の情報」から
ご自身がお住まいの地域で発達障害者支援センターを検索してみましょう。
検索した結果、表示された発達障害者支援センターに実際に電話をしてみて、
今のお子さんの状況とお医者さんに見てほしい旨を伝えましょう。
そうすれば、どこの病院で診察してもらえるかも含めて、適切な回答を貰えると思います。
※発達障害者支援センターが近くにない場合は、保健センター・療育センター・
子育て支援センター・児童相談所・保険福祉センターでも問題ありません。
また、窓口が非常に込んでいる可能性もある為、以下のサイトで病院検索することも
併せておすすめします。
関連リンク:メンタルナビ
※管理者の場合、上の子が3歳児健診の時に、言葉の遅れ(知的障害)と
異常な程の落ち着きの無さ(ADHD)をお医者さんから指摘されたのと、
通っていた保育園からもそのような傾向が強いから、一度見てもらったほうが良いと
言われたのがきっかけです。
その後、発達障害を診ることが出来る小児科で診断を受け、その結果を役所に持っていき、
発達障害のケアの為、療育センターに通うという形でした。
スポンサーリンク
初めて発達障害として医療機関で診察する際に必要なもの
発達障害の診察を初めてする場合は、事前にお子さんの日々の行動や様子、
親御さんが育児をしていく中で困っていることを書いたメモやノートを
用意しておくことをおすすめします。
初回の診察は現状の確認として、お医者さんがいろんな事を聞いてきますので、
情報を整理する上で、事前にメモを用意しておいた方が非常にスムーズに話が進むからです。
あと、お子さんであれば、母子手帳もあると良いと思われます。
診察の基本的な流れ
診察は以下の流れとなります。
一般的には下記の①、②の結果から、専門医の判断が下されます。
①問診・行動観察
主に親御さんへ、お子さんにどのような症状があり、どのような事に困っているのかを
ヒアリングします。この際に、事前にメモした内容(お子さんの日々の行動や様子、言葉の
発達状況、幼稚園や保育園での様子、1歳半健診や3歳児健診での状況・結果)を伝えます。
また同時に、行動を観察するために子どもを遊ばせ、その様子を専門医が確認します。
②発達検査
専門医による、客観的な発達度合いの検査を行います。
主に、専門医からお子さんに対して、「丸の形はどっちかな?」とか、
「三角の積み木を机の上に並べられるかな?」といった形で、
どのようにお子さんが動くのかを観察・評価・数値化します。
その数値によって、発育が遅れている項目を確認し、
その部分について支援を行うか否かという判断材料にします。
※なお、管理者の場合は「新版K式発達検査」でした。
まとめ
大まかな流れは紹介した通りとなりますが、地方によっては少々違ったりする場合も
ありますので、事前に小児科や医療機関に流れを聞いておくことをおすすめします。
また、この「病院を探して、発達障害と判断される」までは、
かなり時間がかかる事を事前に覚悟しておいてください。
※管理者は3ヶ月ちょっと掛かっています・・・。
というのも、診察が結構予約で埋まっていることが多く、
数カ月先の診察ということがよくあるためです(致し方ないことですが・・・)
いずれにせよ、重要なことは、まずお子さんの「ちょっと普通とは違うかな」という
点に気付いて、それについて行動することです。
発達障害の対処に早い遅いはあまりありませんが、お子さんへの生活配慮や
周囲への理解は早いに越したことはありません。
よくよく見てあげて、心配になったら医療機関へ相談するようにしましょう。
スポンサーリンク