【発達障害】ADHD セルフチェックシート(子ども版)

<注意事項>
本チェックシートは幼児から18歳未満を対象としたチェックシートとなります。
本チェックシートはあくまで主観的な検査に過ぎず、
ADHDの可能性の有無を簡易的に示唆する目的で作成されたものであり、
ADHD以外の病気の可能性の有無について、いかなる示唆を与えるものでもありません。
また、直接の面談を含む医師による診断の代わりになるものではありません。
医学的知見をもとに確実にADHDであるかを判断するには医師の診断が必須となります。
そのため、この健康チェックは、症状や結果を保証するものではありません。
参考程度に留め、気になる症状があった場合は早めに適切な医療機関
(子どもであれば小児科)にご相談下さい。
※このチェックリストの結果により、万が一、利用者が不都合、
 不利益をこうむった場合でも、当ブログはいずれもその責を負わないものとします。


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目次(Contents)

シチュエーション別チェック【総合編】

各シチュエーション別チェック項目について、

半年以上に渡って、次の項目に該当する場合は、チェックしてください。

□ 癇癪(かんしゃく)を起こしやすい
□ 遊んでいる時など、怪我をしやすい
□ 場所などをわきまえずに、話し続けてしまう
□ じっとしているのが苦手で落ち着きがない
□ 人の話を集中して聞くことができなく、話を最後まで聞かずに答えてしまうことが多い
□ 宿題や課題を最後までやりとおすことができない
□ 授業中に座っていられず、歩き回ってしまう
□ 集団行動が苦手で、友だちがあまりできない
□ 友だちにちょっかいを出したり、邪魔したりする
□ 物事を順序立てて行うことができない
□ 大切な約束やスケジュール等の日々の予定を忘れてしまうことがときどきある
□ 静かに行動することが苦手で「静かにするように」と注意されることが多い
□ 学校での勉強で、細かいところまで注意を払わなかったり、不注意な間違いをしたりする
□ 課題や遊びの活動で、注意を集中し続けることが難しい
□ 面と向かって話しかけられているのに、聞いていないようにみえる
□ 人の指示に従えない
□ 学習課題や活動に必要な物をなくしてしまう
□ 順番を待つのが難しい

シチュエーション別チェック【行動編】

□ 3歳になっても、食事の時にイスにじっと座っていられず、立ち歩く
□ じっとしていられず常に身体のどこかがもじもじと動いている
  (貧乏ゆすり、爪かみ、頭をかく、髪を触るなど、手足をかく)
□ 目的の物があるとそれしか目に入らずに突進していく
  (周りに障害物があっても目に入らずにぶつかったり踏んだりする)
□ 音がする方にすぐ注意がそがれて、集中できない
□ スーパーなどで親が支払いをするために手を放した一瞬の間に、どこかに行ってしまう
□ ショッピングセンターなどで気になるもののところに走って行ってしまう
□ スーパー等で、自分が買う物を選ぶことに夢中になって、その場をなかなか離れられない
□ スーパーなどで気になるものに夢中になって、はぐれて迷子になる
□ スーパーで食材を指で押したり、包装に穴をあけたりしてしまう
□ 目に付いた物をすぐに触る(非常ボタンを押す、スイッチを押す)
□ 高いところに登ろうとする(登ってしまう)
□ おもちゃや時計のなかがどうなっているのかを知りたくて、
  無理やり中身をこじ開けて壊してしまう
□ 同じ年齢の子どもに比べてケガが多い
□ 知らない人が来ると、真っ先に近寄っていく
□ 机やドア、人によくぶつかる
□ 物の取り間違えが多い(他の人の靴を履いていたり、他の人の物を使っていたりする)
□ 午前中に張り切るとと、午後はエネルギーが残っておらず、
  全くやる気を出せないなど、エネルギーの配分がうまくできない
□ 車が走っている道路でも、確認せずに道路に飛び出してしまう
□ 順番を守るように言われても、待っていられずに割り込む
□ 何度注意されても同じことを繰り返す
  (走らないように注意されても、すぐに走り回る、など)
□ 机の上で遊んでいると、道具をよく床に落とす
  (お絵かきをしていると、クレヨンや鉛筆をひんぱんに落とす)
□ 興味のあるものにはすぐに取り掛かるが、そうでないことには
  取り掛かるまでに時間がかかる
□ 公園で走りまわったり、遊びを転々と変えたりして、目が離せない
□ 外食の際、興奮して大きな声を出したり、走り回ったりする
□ 「好きなものを買っていいよ」と言われても自分で決められず、買い物に時間がかかる

シチュエーション別チェック【生活編】

□ テーブルの上のコップやお茶わんをよく倒したり、中身をこぼしたりする
□ 使ったものを片付けない
□ 本人は片付けたつもりでも、何かを片付け忘れている
  (クレヨンを片付けていたが、後で見るとクレヨンが1本、机の上に残っていた等)
□ 持ち物をいろんな場所に忘れてきてしまう(幼稚園や保育所、公園、電車やバスの中など)
□ ひんぱんに持ち物をなくす
□ 整理整頓ができない
□ 食事の最中にぼーっとしていて、食べ終わるまでに時間がかかる
□ 食べこぼしが多い
□ 着替えの最中にぼーっとしていて、なかなか終わらない
□ 夕食後にテンションが上がると、寝るまでに時間がかかる
□ テレビに集中するあまりに、そばで名前を呼んでも反応しない
□ シチュエーション別チェック【コミュニケーション編】
□ ひとの話をさえぎって自分の話をする
□ 話が聞こえると、自分には関係のない話題であってもすぐに入りたがる
□ ひとの話を最後まで聞かずに行動に移してしまう
□ 静かにしなければならないところでも、一人でずっとしゃべっている
□ 静かにしなければならないとき、声は出さないがそわそわしている
□ 話の内容があちこちに飛んでしまう
  (電車の話をしていたと思ったらテレビの話をする等)
□ 話を聞いている途中から、上の空になっている
□ 「目を見てお話を聞きなさい」と言われると、相手の目を見ることに集中して、
  話を聞いていない
□ 暴言を吐く
□ 言い訳や自分を守るような嘘をつく
□ 親や先生の指示に対して、生返事をする(聞いていないが、とりあえず返事をしている)
□ コミュニケーションを取りたいという気持ちから、いきなり叩いたり、
  抱き着いたりして相手を驚かせてしまう


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シチュエーション別チェック【遊び編】

□ 遊びが定まらず、次々に遊びが変わる(視界に入ったおもちゃに飛びつく)
□ 自分勝手に身体を動かすことは大好きだが、指示に従って動くことを嫌がる
  (スイミングなどの習い事をさせると、指導者の指示に従って参加することができない)
□ 自転車やバスの利用など、スピード感のある移動をしたがり、歩くのを嫌がる
□ 大きな揺れ、ジャンプや回転など、強い刺激が得られる遊びを好む
□ 興味があることには集中して、やめるように言われてもなかなかやめない
□ 一つの遊びをそのまま放って別の遊びをする為、複数のおもちゃや道具で部屋が散らかる
□ 公園に連れて行っても、何で遊べばよいのかがわからず、ふらふらしている
□ 初めてのものにすぐにとびつく
□ 新しいものをすぐにほしがるが、すぐに飽きてしまう

シチュエーション別チェック【感情編】

□ ささいなことで友だちを叩いてしまう
  (身体がぶつかった、自分の使いたかったおもちゃを先に使ったなど)
□ ルールや決まりを頭では理解しているのに、ついルール等をやぶってしまい、
  後になってから反省する
□ 自分の気持ちをがまんすることができず、ちょっとしたことで激しく怒る
□ 理由なく周りにいる子どもを叩いたり押したりしてしまう
□ 興奮しやすく、なかなか落ち着けない
□ 自分を否定されることに過度に反応する(トラブルの時など、被害者意識が強い)
□ 興奮して、つい大きな声を出してしまう
□ 昔のことを思い出して、突然怒り出す
  (友だちに1ヶ月前に言われたことに対して腹を立てる)

シチュエーション別チェック【診察編】

□ 病院等で、診察室や処置室などに勝手に入ろうとする
□ 気になる物があれば注意されても繰り返しさわろうとする
□ 診察室のいすを手で回したり、キャスター付きのいすに乗って走り回ろうとする
□ 待合室で待つことが苦手ですぐにどこかに行こうとする
□ 他の人が点滴で処置を受けているところに平気で行き、話しかける
□ じっとしているのが苦手で落ち着きがない

まとめ

本チェックシートは子どもの成長過程で起こりうる事柄も含まれています。

そのため、1度や2度程度、チェックシートに記載された項目の行動を起こしたとしても、

ADHDと判断するべきではありません。

重要なことは、このような行動を半年以上継続して続けていた場合です。

その場合はADHDである「可能性」があります。

気になった方は早めに適切な医療機関(子どもであれば小児科)にご相談下さい。

引用:Kidshug「ADHD傾向のある子どもに見られる特徴」


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